「福男」から考える自分の歩む道
2019年がスタートしてそろそろ2週間が経過しようとしていますが、
年末年始お休みだった方々は、身体も思考も通常運転になってきましたでしょうか。
また、皆様新たな抱負(目標)を立てて、臨んでおられますでしょうか。
さて、昨日「THE突破ファイル」という番組の中で、1人の男性にまつわる再現ドラマが紹介されていました。
ご覧になられた方もいると思いますが、そこから感じることがあったのでご紹介させていただきます。
それは、毎年兵庫県西宮神社で行われる行事「福男選び」に情熱を注ぎ、
参加し続けるも運に見放された男性の当時とその後についてです。
1999年1月10日、その男性は、過去2年連続2位だった中、今年こそはと参加し、途中までぶっちぎりの1位だったものの、
ゴール前で転倒し順位を落とし、その姿が何度もマスコミで報道されたことで、街の笑い者になってしまいます。
それでも男性は、自分が福男になることで周りに福を届けたいとの想いから、来年こそはとトレーニングを重ねました。
そして、次の年の福男選びまで2週間となった12月に、男性を不運が襲います。
帰宅中にバイクで事故に遭い、足には後遺症、走るどころか歩くことも数年は難しくなり、長い入院生活へ。
それでも、「いま命あるのは西宮神社の神様・えびす様のおかげかもしれない。福男選びに参加してえびす様にお礼を言おう」と、
リハビリを続け、事故から2年後に、なんと足にギプスを巻いて福男選びに出場しました(あくまで完走が目的)。
しかし、完走はできたものの足が悪化してしまい、2度と福男選びでは走れない身体になっていまいました。
その頃、福男選びはルールも無く事故が多発しており、それを知った男性は、ランナーとしての福男は諦め、
裏方として運営に回ることを決意。ボランティアによる運営チームを結成。
そして、「スタート位置は早い者順ではなく、くじびきで決定」「ランニング用の走れる靴が必須」など、様々なルールを導入。
その結果、安全に開催できるようになり、今も福男選びは1月10日に開催されています。
男性は現在、西宮神社から正式に福男選びの運営を任され、毎年開門時の号令を担当。ミスター福男と呼ばれているようです。
当初とは違ったかたち、違ったルートではあったものの、自身のゴール(目標)である福男となったこの男性。
皆が教訓にできる部分があるのではないかと感じます。
ゴール(目標)を決め、そこへ向かって情熱を注いで努力し、壁に阻まれても挑み、それでもだめなら別の方法を模索する。
私たちは皆様の転職に関するお手伝いをさせていただいております。
ぜひ皆様の「こうなりたい」「こうしたい」というご希望や熱意をお聞かせください。
その想いや考え、ご経験をお伺いした上で、皆様ご自身のゴール(目標)に向かえるような方法やフィールドについて、
一緒に考えさせていただければと思います。