人工知能の未来と我々の未来
先日、日本における人工知能(AI)分野の第一人者として知られる松尾豊氏による
講演「人工知能の未来~目を持つ機械の誕生とその先にあるもの~」を聴いてきました。
実は人工知能自体は、過去に2度のブームが起こりましたが、
どちらも思ったほど技術は進展せず、思い描く未来は実現しなかったようです。
しかし近年、「ディープラーニング」と呼ばれる新技術の登場によって、
画像認識において人間を超えるほどの高い認識精度を実現するなど、
世界中で大きな注目を浴びています。
おそらく、これまでに無いほど、メディアをはじめ様々な媒体で
皆様も人工知能(AI)について聞くようになったのではないでしょうか。
AI技術の現状やAIによって社会の何が変わり、何が変わらないのか、、、
これから生きていく私たちにとって非常に大きな問題であると感じます。
例えば、少子高齢化による労働力不足の問題に対して、
AI(眼を持った機械)は、運動を伴う労働を補填します。
つまり、ものづくりとは相性が良いため、日本の強みを活かすことができ、
日本の産業競争力の実現・向上には非常に大きな役割を担うのではないでしょうか。
一方で、そうなると私たちの働き方・就業にも大きな影響を与えることとなります。
人間が行う必要のない仕事も出てくるでしょうし、
逆に人間が行うからこそ評価され求められる仕事もあるでしょう。
これから、そう遠くない未来に人工知能(AI)はさらに世に普及していくと思われます。
その時代に向けて、今から身に付けるべきことや進むべき道、意識すべきことについて
改めて考える必要があるのではないかと感じています。
私たち転職コンサルタントは、日々、求職者の方々のご相談をお受けし、
今後のキャリアについてサポートさせていただいております。
その中で、皆様の現職での悩みや転職に関わるご要望やご志向をお伺いしておりますが、
キャリアについて考える機会だからこそ、何のためにどんな力を身に付けていくのか
改めて考えてみませんか?
人工知能の発展によってこれから大きく変わっていくであろう人間の未来に向けて、
皆様と共に私たちも、求められるスキルや思考を育んでいきたいと思います。