文章の書き方
こんにちは。
リージェント、大阪オフィスコンサルタントをつとめている四ノ宮です。
街中のイルミネーションが輝く頃、
弊社大阪オフィスの近くでは御堂筋や中ノ島のライトアップが目を楽しませてくれます。
みなさまはどこかにお出かけされましたか?
12月中旬のブログということもあり、年末を意識したテーマを考えていたのですが、
なぜか自分の振り返りになってしまったり、と苦労しながら書いています。
そんな中で見つけた今回のテーマは「書く力」についてです。
私の仕事を例に取ると、まるで書くことが仕事であるかのように数十分単位で色々な文章を考えては書いて、を繰り返しています。
企業や仕事の情報を求人票に書く、求職者の方に提案メールを書く、
社内共有のためにメールやグループウエアに情報を書く、ブログを書く・・・等々。
そしていつも誰かに「伝える」目的があるだけに、余計に書く難しさを実感するわけです。
私の母は「書くのが面倒だから電話したよ」とよく言いますが、その気持ちが本当によく分かります。
しかし書いて伝えるコミュニケーションがこれほど多様化した今、もはやその必要性からは逃れられないように思い
苦し紛れに手を伸ばした本が「文章の書き方(辰濃和男)岩波新書」でした。
多くの名文を例としてなぜそれが良い文章であるかを説明しつつ、
「文は心」という核に迫る瞬間の展開がまるで物語のようで、非常に味わい深い本です。
もちろん書く時の具体的な注意点もしっかりと明記されています。
例えば、聴覚・嗅覚・触覚までが伝わるような具体性への意識、
そして個人的にかっこいいなぁ!とため息が出た指摘は、文章の後ろ姿、でした。
ふと、書くことが難しいと感じている時を振り返ってみると、その文章が自分本位になっていたようにも思い出されます。
文章の書き方を習うつもりが、まるで心の在り方、立ち姿の在り方を教えてもらったようです。
年末にかけては仕事以外で「書く」機会が増えますね。
書く力を磨くべく、相手を想いながら、匂いや手触りや後ろ姿の美しい文章を楽しんでみたいと思います。
そして来年もみなさまに良い情報を届けられよう精進して参ります。
(ルミナリエ、来年は阪神淡路大震災から25年だそうです。どうか平穏無事な一年でありますように。)