香川からはじまる課題解決ベンチャー企業
今年も早いものであっという間に年末がやってきました。今年の出来事を思い返すと、春にホームページをリニューアルし、『四国ならではの「働く」価値を創造する。』というミッションを掲げたことが、私にとっては大きな出来事だったと感じます。
人がもつ価値観が多様化する時代において、そこでなければならない『四国ならでは』という理由の上に、何のために仕事をするのかという『「働く」価値』が生み出される現場に立ち会い、紡ぐお手伝いがしたい。そんな想いを込めたコーポレートミッションです。
最近では、「パーパス経営」が大切だと言われるようになっていますが、まさに企業の存在意義が何であるのかは、そこで働く人が何のために働くかということにも繋がり、多くの人にとって働く会社を選ぶ上で、とても重要な項目になってきているように感じます。四国では社内外に明示している会社はまだまだそう多くはないように思いますが、経営者と会ってお話しする中で、明確なパーパスを感じるシーンは多くなっているように感じます。その代表格となるのが、ベンチャー企業の存在です。
「地方」×「ベンチャー」という結びつきは、もしかするとあまり想像できない方もいらっしゃるかもしれませんが、地方でいるからこそ感じられる課題感をきっかけに、それを解決するために立ち上がり、市場を広げ、成長を続けているベンチャー企業があります。
建ロボテック株式会社
労働人口が減り続けている建設業界において、現場の過酷な作業をロボットに置き換えることで生産性向上や作業者の負担軽減を実現し、「世界一ひとにやさしい現場を創る」ことを目指す。市場は世界中に広がり、建設業界の発展と職人の地位向上に寄与している。
コーポレートサイトURL:https://kenrobo-tech.com/
株式会社未来機械
「テクノロジーでロボットを当たり前の存在にし、人々を苦役から開放する」と掲げ、砂漠エリアにあるメガソーラーパネルを清掃するロボットを開発。2022年には国内のソーラーパネルの清掃ロボットも発売予定。世界中の太陽光発電の発電効率の向上に貢献している。
コーポレートサイトURL:https://miraikikai.jp/
メロディ・インターナショナル株式会社
出典:メロディ・インターナショナル株式会社 コーポレートサイト
遠隔医療分野で「世界中のお母さんに、安心・安全な出産を!」を理念として、創業当初より国内だけではなくグローバルにも展開。分娩監視装置により胎児と妊婦さんの状況が遠隔で把握できるため、医者がいない地域や発展途上国での活用が期待されている。
コーポレートサイトURL:https://melody.international/
株式会社Dreamly
IT先進国であるスウェーデン出身のCEOが創業したIT企業。「パッションに時間を費やせる社会へ。」をビジョンに掲げ、最先端のIT技術を用いた効率化や課題解決を支援。5年は遅れていると感じた日本のITレベルを底上げし、香川を日本のモデルにすべく様々なチャレンジを続けている。
コーポレートサイトURL:https://dreamly.se/
株式会社Soilook
「成分分析で世界の見方を変えれば、未来の安心・安全は変えられる」を経営理念に掲げ、リモートセンシング技術を活用した検査システムの開発と事業化を推進する計測産業ベンチャー。全国規模のディープテック系グランプリでも受賞歴があり、今後の成長が益々注目される。
コーポレートサイトURL:https://soilook.com/
いかがでしょうか?
ここでは簡単な紹介となっておりますが、どの企業も著名なベンチャーキャピタルからの数億円規模の出資を受けており、香川から世界へのビジネス展開が期待されています。全国のピッチイベントにも登壇し、受賞歴をたくさんもつ会社も香川から出てきており、今後の展開が非常に楽しみです。
先日ある経営者が、「コロナ禍が加速させたリモートワークの普及で、今はどこでも働ける時代。地方だからできないというのは理由にはならない。それに、地方だからこそのメリットもある。例えば、地方では都会に比べ注目を集めやすいので、その分、世の役に立つことをしていれば、応援もしてもらえやすいよ。」と話をしていました。こういった背景もあり、東京のベンチャーキャピタルからの出資が地方にも向いている現状があるように感じます。
ベンチャー企業で「働く」価値は、パーパスが明確なことから、やりがいとして「社会への貢献感」を強く感じている方が多いことが印象的です。また、目まぐるしく変わっていく環境の中で、自身の職能に捉われない多能工な役割を求められるケースも多いため、スピード感をもって強靭なキャリアが経験値として得られるということにもあるように思います。
四国へのUIターン転職を検討する中で、ベンチャーという選択肢を検討したいという方は、ぜひともお声掛けください。その会社がもつパーパスや事業の可能性、そこで働く方々の活躍や想いなど、活きた情報をお届けすることでご検討をサポートさせていただきます。