【続編】その後、四国の転職マーケットはどうなっているのか?
こんにちは。 四国の転職エージェント、株式会社リージェントの加地です。
9月に入りましたが、まだまだ暑い日々が続いてますね・・・。
早く涼しくなってほしいと思う今日この頃です。
さて、ここ最近は、コロナ禍の影響もあり、四国の転職市場について書いていますが、
転職を検討されている方々から、引き続き、転職市場に対する質問を多く頂きますので、
続編ということで、今の状況について触れさせて頂きたいと思います。
最新の求人倍率(7月末時点)を見てみると
全国 1.08倍
香川 1.39倍
愛媛 1.37倍
徳島 1.20倍
高知 0.97倍
となっており、香川・愛媛・徳島の3県が全国平均を上回る状態で推移しており、
この数字だけを見てみると、ピーク時と比べると、下がってはいるものの、そこまで
厳しい状況にはなっていません。
つい、先月にも四国本社企業に対してアンケート調査を実施させて頂きました。
その中で、キャリア採用の継続意向を持っている企業は6割以上にのぼり、
まだまだ、採用意欲を持っている企業は多い状況にあると言えます。
しかし、「求人情報が得られない(又は無い)」「書類が通過しない」「内定が得られない」と
いった声を耳にするのは何が起こっているのでしょうか?
年代・職種・経験内容によって、様々なケースが考えられるため、一言で説明するのは
なかなか難しいのですが、一つ、企業の選考基準が上がっていることが、共通項として
あげられるのではないかと思います。
コロナ禍により、影響を受けている企業はもちろん、先行き不透明感によって投資に慎重な企業が
増えるなど、企業活動全体に大きな影響が出ています。人口減少問題といった長期波動に対応
していくため、人財を獲得したいという考えはあるが、未経験者などのポテンシャル採用については、
投資余裕がないため、即戦力または準即戦力となれる方でなければ難しい・・・が背景にあります。
よって、今、現時点で、転職を考えている方々は、キャリアチェンジがしづらい環境であるため、
今まで経験してきた職務が、即戦力に近い状態で活かせるところはどこか?という観点で
企業および職種選びをして頂いた方が、スムーズにはこぶ可能性が高いということになります。
転職市場にも、需要と供給のバランスがあり、現在は、需要面にコロナ影響が出ています。
但し、この需要が無くなったのではなく、需要の内容が変化してきているということですので、
そこまで悲観するような市場環境ではないものの、もう少し、視野を広げて、考えて頂くことが
大事になってくるのではないでしょうか。