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「固定概念」で考える癖をなくす。

11月に入った途端に寒さが増し、夜も長くなり、
いよいよ秋から冬へと季節の移り変わりを感じる頃となりました。
体調を崩すことが多くなる季節の変わり目、お元気にお過ごしでしょうか?



先日あるセミナーの中で、地域を変えていく存在としてよく使われる表現で、
「よそもの、わかもの、ばかもの」という言葉を久しぶりに聞きました。
ご存知の方も多いかと思いますが、この表現をされる3者は先入観や固定概念を持たず行動できるので、
地域の課題や可能性をフラットに考え取り組んでいけるということからそう表現されます。

固定概念をもつということは、キャリアを考える際にもよく陥りやすいことで、
この年齢だから無理。この経験だからこの仕事しかない。となんとなくそう決まったような概念を持ち、
行動している人が多いのではないでしょうか。
また、地方には仕事がない。地方にいけば収入が減る。など、地方で暮らすことのイメージも、
そのような「枠」があることで、行動を抑制させてしまっていることも多いのではないでしょうか。
そのような概念が生まれてきた背景には、そのような事実の積み重ねがあったことから、
固定化された概念となってしまったことが多いように思います。
未だにその事実が多いこともあるかもしれませんが、注意しないといけないのは、
時が立ち、流れが変わってきていることも多いということ。

そもそも固定概念が生まれる背景としては、脳が怠け者であることから、
脳は考えることを避けるため固定概念化し、思考を楽をしたがるように考えるという特性があるようです。
テクノロジーの進化によって、世の中がかわっていくスピードが速くなったことを背景に、
私たちも過去の固定概念に縛られずに脳内をアップデートして、行動していく必要があるのではないでしょうか。

これから益々進んでいく経験したことがない人口減少、少子高齢化。
AIやロボットなどのテクノロジーの発達。
迫りくる新たな時代に向かって、必要なアップデートを行い、
新たな時代を悲観するのではなく、歓迎できる状態になっていきたいものですね。

キャリアコンサルタントとして、そういった時代の行方に強い興味と関心をもって、
自らがそうあるべく、固定概念に縛られず、精進していきたいと思います。