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ピンチをチャンスにする

梅雨に入り、雨が多くなってきましたが、香川にとっては恵みの雨。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?



仕事をする中で伝えられる教訓の一つとして、「ピンチはチャンス」とはよく言われたもので、
私は、やばいなというシーンに出くわす度に、よくこの呪文を唱えています。笑
その当時は、本当にチャンスだと思えないことも多々あるのですが、
過ぎてみれば、ピンチの時は本当にチャンスだったなと思うことが不思議と多いのです。

そして、そのピンチの乗り越え方が、その後の成長に大きく影響するなと感じるので、
今日は「ピンチをチャンスにする」ついて、感じていることを書きたいと思います。

私は面談の中で、その人が感じたピンチだと感じた瞬間の話をお聞きします。
それには理由があります。

どんな事象をピンチだと感じて、それをどう考え、どう乗り越えたか、
また今それをどう思っているかということを聞けば、
その人の考え方や価値観のひとつが見えてくるからです。

根本にある価値観や性格は、経験を積み、生きていく中で醸成され、
一度形ができると、よほどの意思を持たない限り、ちょっとやそっとでは変わらないものです。
例えば、絶体絶命のピンチに陥った原因を、自分が周りに対して発する感謝が足りないと自覚し、
心を入れ替え、周りを大事にすることでピンチを乗り切れた人は、
「人に感謝を忘れない」という忘れ難い教訓を得ているものです。
逆に、ピンチの時に、自分ではなく、何か他のモノのせいにして逃げ切ってしまった人は、
その後、事象を変えて向かってくるピンチに対して、また何かのせいにしてしまいがちです。

失敗するという経験は誰にでも起こりえることですが、
その経験をどう考えて進んでいくかは、その人次第です。
そして、更にいうと、過去を振り返り、その経験を自分の中で、
どのように評価しているかも、重要な価値観が現れるところのように思います。

私が思う「ピンチをチャンスにする」秘訣は、ただ1つ。
1にも2にも、「他責」にものごとを考えないこと。

誰かのせいにするのではなく、自分事としてどうとらえるか。
結果として、失敗という結果だったとしても、その結果そのものよりも、
その時、自分はどのように考えたか、またどのように行動したか、
最後に、その経験をどう振り返ることができるのかが重要ではないでしょうか。

あまり考えすぎると病気になってしまいそうなこともありますし、
追い込みすぎて、体を崩してしまっては何にもならないので、
それをやっていいレベル感はそれぞれあるように思いますが、
いつでも多くのピンチをチャンスにしていきたいものです。