愛媛・新居浜エリアの「子どもの学びスポット」をご紹介
こんにちは。四国の転職エージェント、リージェントの井上です。
毎日暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
夏休み真っ只中ということで、お子さまがいる家庭では旅行や少し遠方へのお出掛けを楽しんでいる方も多いのではないでしょうか?
我が家も週末には子どもを連れて少し遠出をすることがありますが、行き先の決め手となるのは「その場所ならではの貴重な体験ができるかどうか」です。そうした体験こそが、子どもの学びや成長に繋がると考えているからです。
四国には「子どもの学びスポット」がたくさんあります。我が家も子どもの成長段階に合わせて少しずつ色々な場所に連れて行っていますが、先日は愛媛県新居浜市にある「マイントピア別子」と「愛媛県総合科学博物館」という施設を楽しんできました。
「ここならではの体験」という観点で、2つの施設をご紹介したいと思います。
別子銅山のテーマパーク「マイントピア別子」
愛媛を代表する工業都市である新居浜を育て、住友グループの礎を築いた母なる銅山「別子銅山」。マイントピアはその施設跡を利用したテーマパークです。
実は、私も子どもの頃にマイントピア別子を訪れたことがあるのですが、もうはるか昔の話で、どのような観光施設だったかという記憶は全くありませんでした。
ただ、弊社が人材採用のお手伝いをさせていただいている住友グループの歴史に深い関わりのある施設ということは知っていたので、子どもを連れて一度は訪れてみたいと考えていた場所でした。
高松から高速道路で約1時間15分走らせ、マイントピア別子に到着。施設入口には、みかん果汁100パーセントソフトクリームののぼりもあり、さっそく愛媛県らしさを感じます。
ここから館内を通り、別子銅山の坑道へと向かうトロッコ列車に乗り込みます。この間、子どもからは「銅山って何?」「どうして小さい電車に乗らなきゃいけないの?」と質問攻めです。さあ、未知の世界へ、冒険の始まりです!
【ここならでは体験:その①】
今回乗車した別子銅山のトロッコ列車は、日本初の山岳鉱山専用鉄道を復元したものだそうです。暗いトンネルを通過し、川の上の橋を渡るなど、約5分間の乗車で自然の壮大さを感じることができます。
橋の上を渡るときは、子ども達も「こんなところに列車が通っているなんて、すごい!」と大興奮でした。
トロッコ列車を降りたら、いよいよ鉱山坑道へ突入です。坑道は暗く、そして夏にも関わらずとても涼しい環境が保たれています。子ども達は、坑道や洞窟が自然の冷蔵庫であるということを初めて知り、実際に肌で感じることができました。
【ここならではの体験:その②】
実は、日本の銅山で実際に坑道に入ることができるのは、栃木県の足尾銅山と、今回訪れた愛媛県の別子銅山だけだそうです。坑道内は、別子銅山の歴史をジオラマや映像で再現していて、視覚的に採鉱の様子を学ぶことができます。
子ども達は、電気もないろうそくだけの明かりで採掘していたこと、自分の体重よりも重たい石を背負って運んでいたこと、労働者の安全を祈るために建てられた神社が坑道内にあることなど、様々な驚きの発見があったようです。
思った以上に興味を持って見学し、鉱山というものが何なのかを理解してくれたように思います。
【ここならではの体験:その③】
坑道観光をした後は、子ども達が絶対にやってみたいと希望していた「砂金採り」にチャレンジです。
ここでは、専用のプラスチック皿を使って砂金を採取する体験ができます。浅い水槽の底から砂をすくい、上澄みの砂を洗い流すと、皿の底に砂金が残るという仕組みです。
理屈ではわかるのですが、やってみると意外と難しく、子ども達は自力で金の粒を見つけることはできませんでした。その代わり、砂の中には金だけではなく、銀や水晶やキャッツアイなどの鉱物も混ざっているので、「宝石だ!」と言いながら様々な色の石を楽しそうに集めていました。
制限時間30分はあっという間に過ぎましたが、子ども達は自分が採った石を大切そうに小瓶に入れて思い出の品として持ち帰りました。
「鉱山とは何か?」「鉱山ではどんなことが行われていたか?」というような言葉ではなかなか伝わりにくいことを、実際の見学や体験を通して吸収することができ、机上だけではない貴重な学びの場を提供してもらったように感じています。
実物大の恐竜に驚愕「愛媛県総合科学博物館」
マイントピア別子を堪能した後は、少し遅いランチを済ませ、同じ新居浜市内にある愛媛県総合科学博物館へ向かいました。
この科学博物館は、自然・科学技術・産業に関わる展示があり、四国最大級の充実した施設となっています。今回は日曜日の午後に訪れたのですが、建物に近い駐車場は満車状態で、少し離れた臨時駐車場に止めなければならないほど多数の親子連れが来訪していました。
想像以上に大人気です!そして、我が家の子ども達も、とんがり帽子形のエントランスに興味津々です。
【ここならではの体験:その④】
科学博物館に訪れる前に、同僚から「動く恐竜がかなり迫力あるよ!」と事前情報をもらっていたのですが、実物を見てその圧倒的な存在感とクオリティに驚きました。
科学博物館の常設展示の一部として実物大の動く恐竜ロボットが展示されているのですが、目玉展示の一つとして大人からも子どもからも大人気だそうです。
15分毎にティラノサウルスとトリケラトプスがリアルに頭を動かしながら吠えるのですが、怖がりの娘は私の背中にしがみついて大号泣!周囲からも、小さな子ども達がワンワン泣いている声が聞こえてきます(笑)。
それほどまでに本物のように見える恐竜ロボット、一見の価値ありです。
一方の息子は、「大昔にこんなに大きな恐竜なんて本当におったん?なんで、そんなことがわかるん?」と疑うように聞いてきましたが、横に展示してある本物の恐竜の骨をまじまじと見ながら、「やっぱりおったんかな・・・」と一言。恐竜がいた太古の世界に思いを巡らせているようでした。
【ここならではの体験:その⑤】
特に子ども達が楽しんでいた展示は科学技術館にある体験装置です。電気や磁石の性質を学ぶ実験装置など様々な自然現象を再現する装置が設置されているのですが、とんでもない数の体験装置があるので、とても半日では回りきれません。次回来るときは、絶対朝から来ようと反省するほどです。
私が訪れた日には、常設展に加え、夏の特別展として「スリラー博士の恐怖の実験室」というイベントが開催されていました。画像解析技術を用いて多様な影を投影する映像展示や、立体が次々と飛び出してくる3Dプロジェクションマッピングなどが展示されており、科学技術や錯視効果を用いた科学現象を体感することができます。
各コーナーを回りながら謎解きクロスワードを完成させていくという醍醐味もあり、子ども達は自分の頭で一生懸命考えながら積極的に参加していました。
閉館ギリギリまで特別展を楽しんだにも関わらず、子ども達は「明日も来たい!」というほど気に入ったようです。何度訪れても新しい発見があり楽しめる、そんな科学博物館でした。
【ここならではの体験:その⑥】
愛媛県総合科学博物館には世界トップクラスのプラネタリウムが存在することをご存知でしょうか?
ドームスクリーンの直径は30mで、国内2位・世界3位の規模を誇る大きさだそうです。約65万個もの恒星を投影できる最新鋭の光学式投影機と全天周デジタル投影システムを組み合わせたハイブリッド方式を採用しており、大迫力の映像が頭上に広がります。
今回、我が家は時間の関係で体験することができず、私としてはこの世界レベルのプラネタリウムを体験し損ねたことが心残りなので、次回訪れた際は必ず一番に鑑賞しようと心に決めました。
最後に
愛媛県新居浜市の子どもの学びスポットはいかがでしたでしょうか?
どちらの施設も「ここならではの体験」ができる魅力がたくさんあり、将来四国で子育てしたいと考えている方には、ぜひ一度訪れてほしいと思いました。愛媛県東予エリアに住居を構える方であれば、日常的に子どもの学び場として活用できます。都会にも負けない充実した施設が身近にあるなんて、とても恵まれた環境だと感じました。
今後も、子どもの成長に役立つ四国の学びスポットを発見した際にはブログでご紹介していきますので、どうぞご期待ください!