徳島エリア「子育て世代がよく利用する遊び場&子育て支援施設」
こんにちは。四国の転職エージェント、リージェントの植村です。
2月に入り、四国ではだいぶ寒さも和らいできましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。私は寒さが苦手なので、毎年この時期が来ると春の訪れがとても待ち遠しくなるのですが、「春=花粉症との闘い」である娘とは意見が合わず、娘の前ではそのことを口に出さないよう気を付けています。
さて今回は、徳島エリアの「子育て支援施設&遊び場」についてお話ししたいと思います。徳島の子育て世帯に人気のスポットなど、徳島への移住を検討されている方にご参考いただければ幸いです。
遊びと学びの融合施設「あすたむらんど徳島」
徳島の子育て世帯に絶大な人気を誇るのが、板野郡藍住町にある「あすたむらんど徳島」です。人気の理由の一つは、何といっても子どもたちを飽きさせない遊び場の数々。屋外の「わんぱく砦(アスレチック)」や芝生広場はもちろんですが、各施設の催し物や展示物等も充実しており、丸一日楽しく過ごすことができます。特に人気なのは「体験工房」での工作体験や「子ども科学館」の体験型イベントです。これらのイベントは閉園時間の一時間前に受付終了になるので、入口に掲示されている当日の開催スケジュールを参考に遊ぶ順番を決めてから周られることをお勧めします。(私は行き当たりばったりで子どもたちを遊ばせ、最終的に工作ができなくて大泣きされた苦い経験があります…)
そして、人気の理由の二つ目は、入園料や駐車料金が無料ということ。各施設も小学生未満が無料、また小・中学生は一人200円程度で利用できますので、家計にもやさしい遊び場です。徳島での遊び場に悩んだら、「とりあえず“あすたむ”」が子育て世帯の定番です。
徳島の木の伝統や文化を知る「徳島木のおもちゃ美術館」
徳島すぎの良い香りが漂う館内に、木のおもちゃが集合した体験型美術館が2021年10月にオープンしました。木のおもちゃという言葉のイメージから、小学校6年生の娘が楽しめるのかなと不安に思いつつ訪れましたが、「0歳から100歳まで楽しめる」というコンセプトどおり、様々な年代が楽しめる演出が各所にちりばめられていて、私たち親子も気に入った作品などを写真に撮ったり、実際におもちゃを動かしたりしながら、閉園時間までじっくり楽しみました。3歳未満の小さなお子さんと保護者の方には専用ルームが設けられていますので、周囲を気にせず安心して遊ばせることができます。
また、各箇所にはボランティアの学芸員さんがいらっしゃり、気軽に質問もできます。私は「遊山箱」について学芸員さんからお話を伺いましたが、娘は初めて聞く話題に興味津々の様子でした。徳島は昔から林業が盛んですが、こうした文化や伝統を知る場所が身近にあるのはとても嬉しいですね。
子どもだけでなく大人も虜になる美術館、ぜひご家族でいらしてください。
思い切り体を動かして遊ぶ「UZU PARK(ウズパーク)」
鳴門市にあるスポーツ施設「UZU PARK(ウズパーク)」は、スケートボードやバスケットボール、ボルダリングなど様々なスポーツを無料で楽しめる施設ですが、東京オリンピックで活躍した堀米雄斗選手や西矢椛選手の影響もあり、徳島では子どもたちにもスケートボードの人気が広まっているようです。(堀米選手は2018年ウズパークグランドオープンイベントの際にデモライドしてくださったそうです!)小学校低学年の姪っ子もマイボードを片手に、夏休み期間中連日のように通っていました。因みに、ここはキックボードやインラインスケートも使用できますので、近所に広い空地がない方からも好評で、週末は多くのお子さんで賑わっています。
スケートボードに興味はあるけど危なくないかな?と不安に思われる方は、幼稚園児から小学生を対象とした初心者向けのスケートボード教室が不定期に開催されていますので、その機会を利用されてはいかがでしょうか。ひょっとしたら未来のオリンピックメダル候補になれるかも…⁉
子どもの探求心をくすぐる「博物館・科学館」
「日和佐うみがめ博物館 カレッタ」ホームページURL
「川口ダム自然エネルギーミュージアム」ホームページURL
「阿南市科学センター」ホームページURL
徳島にはその他子どもたちの「わくわく」を引き出す施設が各地にたくさんあります。
例えば、「ウミガメの町」として知られる海部郡にある「日和佐うみがめ博物館 カレッタ」では、本来日本では見ることのないアカウミガメの子ガメやアオウミガメを間近で見てその生態や自然環境について知ることができ、那賀郡の「川口ダム自然エネルギーミュージアム」では、水力・風力・太陽光などのエネルギーの仕組みについて、ソーラーカー等の工作体験を通じて学ぶことができます。また、「阿南市科学センター」では土曜日夜間に天体観望会が開催されており、四国で最大の大きさを誇る口径113cmの巨大な望遠鏡で、惑星や星団、月を見ることができます。
子育てをしていると、子どもに「なんで?」「どうして?」と頻繁に聞かれる時期に遭遇しますが、そんな時にこういった施設があるのは本当に助かります。「まだ難しいかな」と思う説明も、意外と子どもなりにきちんと理解していて驚くこともしばしば。このような体験を通じて、「もっと学びたい」と思う分野に出会えるといいですね。
子育てをする保護者の心の拠り所「子育て支援施設」
最後にご紹介したいのが、各地域にある「子育て支援施設」です。
私が利用させてもらったのは、第一子を出産して1ヶ月経った頃です。頼れる家族が近くにおらず、四六時中子どもと家の中で二人きりという状況の中「遠くへのお出かけは無理だけど、あそこなら行けるかな」と、近所の子育て支援センターで開催されていた絵本読み聞かせ会に参加しました。訪れていたのは同じ年代の子どもと保護者の方々で、ほぼ皆さん同じ地域にお住まい。地域のことを良く知らない私は、どこの産直で売られているお野菜が新鮮で美味しいとか、肉屋さんならあそことか、中にはネット検索では知りえないお得な生活情報もたくさん教えてもらいました。
そして一番ありがたかったのは、困ったときに相談できるご近所さんと出会えたことです。子どもを少しの間見ていてほしい時に預け合ったり、悩みを共有して励まし合ったり。まさに、「遠くの親類より近くの他人」という感じでしょうか。私はこの支援施設のおかげで大切な友人とのご縁をいただきました。
徳島の各地域の子育て支援施設については「地域子育て拠点一覧」を参考にしていただければと思いますが、中には徳島市の子育て安心ステーションのように、託児サービスを無料で提供してくれるところもあります。そしてここは、「託児預かりの際の理由は一切問いません。短い時間ですが、お子さんを預けてリフレッシュする時間としてください。」とのメッセージをホームページ上で発信してくださっているため、自分の心を健康に保つ目的で利用される方も多いそうです。
このように、子育て支援施設はその他遊び場と違って、どちらかというと子どものためではなく、普段子育てをされている大人のためにあるもののように感じています。ご自身が楽しく子育てをするため、地域交流の場として利用いただくだけでなく、時には普段子育てを頑張っている自分の休息の場としても、上手に活用いただければと思います。
「とくしまはぐくみネット 地域子育て拠点一覧」
「徳島市 子育て安心ステーション」
県と市町村が支援する子ども育児応援制度
こうした施設をもっと気軽に利用してもらえるように、県が市町村が協力して「とくしま在宅育児応援クーポン事業」という育児応援制度を設けていますので、それについても少し紹介させていただきます。この事業は、県内各市町村に暮らす0歳から2歳の児童を対象に、出生時・1歳・2歳のお誕生日ごとに一人15,000円(500円券×30枚)分のクーポンを配布するもので(※交付要件あり)、在宅で育児を行う子育て世帯にはとても嬉しいサービスとなっています。
現在約8割の自治体がこの事業を行っていますが、各地域で利用できる施設や内容は異なるものの、遊び場や育児支援での利用以外にも、インフルエンザ予防接種など、保健や医療分野での利用を認めている自治体は多く、徐々に広がるサービス内容に大きな期待が寄せられています。交付を受けるには各市町村への申請が必要となりますので、お子さん誕生の際には忘れず申請くださいね。
徳島には、今回ご紹介した遊び場や子育て支援施設以外にも、子育て世帯が楽しめる魅力的な施設や公園がたくさんあります。徳島動物園や大塚国際美術館、徳島県月見ケ浜海浜公園、瀬戸内海国立公園等々、その他よろしければ「とくしまはぐくみネット」の公園・公共施設でも気になるスポットをチェックしてみてください。
本ブログが、徳島への移住を検討されているご家族にとって、お気に入りの場所を見つけるための手がかりのひとつになればと願っています。