香川県丸亀市周辺の子育て世代が良く利用する「子育て支援施設&遊び場」
こんにちは!四国の転職エージェント、リージェントの田中です。前回のブログ(香川県高松市「子育て世代がよく利用する子育て支援施設&遊び場」)にて、高松市の情報をお伝えしましたが、今回は丸亀市周辺のエリアについてもご紹介したいと思います。
香川県はよく東讃・西讃という、東西二地域に区分されますが、とりわけ丸亀市や坂出市など香川県の中央エリアに住む方々は、自身の地域を「中讃」と呼ぶことも多いです。今日は、この中讃出身でかつ、実際に出産・子育てを中讃地区で経験した私がおすすめする、丸亀市周辺の子育て支援施設&遊び場をご紹介していきます。丸亀市周辺のエリアへの移住をお考えの皆さまのご参考になりましたら幸いです。
瀬戸内の広大な海を臨み、瀬戸大橋の歴史に触れる「瀬戸大橋記念公園」
瀬戸大橋を車や電車で渡ったことがある方も、瀬戸大橋を真下から見上げたことはあまりないのではないでしょうか?瀬戸大橋記念公園は瀬戸大橋のすぐたもとにある広大な公園で、広い芝生のこども広場や大型遊具があり、連日多くの家族連れが思い切り体を動かして遊んだり、レジャーシートを広げてピクニックを楽しんだりしています。気温が高い季節には、瀬戸大橋の吊橋の形に湧き上がる噴水で水遊びも楽しむことができますよ。
敷地内にある記念館では、各展示ブースで瀬戸大橋の歴史や架橋工事の様子を学ぶことができ、館内のブリッジシアターでは半ドーム状の巨大スクリーンで臨場感あふれる大迫力の映像(宇宙に関する映像やアニメ―ション、香川の観光PR映像など)を視聴することができます。映像視聴、記念館入館、駐車場も全て無料なのも嬉しいポイントです。
我が家も先日4歳、7歳の子ども達を連れて遊びに行きました。瀬戸大橋をマリンライナーや貨物列車が通るたびに歓声を上げて手を振ったり、瀬戸大橋の下を往来するたくさんの船を眺めたりと、日常ではなかなか目に出来ない景色に大興奮でした。記念館の展示はまだ理解が難しそうでしたが、スイッチを押すと映像が流れたり、模型が動いたりするギミックがあるのでそちらに興味津々、子ども達なりに楽しんでいるようでした。もう少し大きくなったら、瀬戸大橋の歴史や偉大な先人の技術や功績にも興味を持ってほしいなと思います。
多様なレジャースポットが集積する「うたづ海ホタル」周辺エリア
中讃でレジャーの町といえば、やはり宇多津町。うたづ海ホタル周辺エリアには、親子連れで楽しむことができるレジャースポットが数多く集積しています。うたづ臨海公園には子ども達が喜ぶ芝生広場、カラフルな大型遊具がたくさんあり、広い海のそばでのびのびと遊ぶことができます。現代ではなかなか見ることができない塩田が復元されており、瀬戸内海の海水を用いた塩づくり体験ができるのも魅力ですね。
2020年4月には四国水族館がグランドオープン。四方を海に囲まれた四国ならではの水景再現がコンセプトで、タイやサバ、ハマチやアジなど実際に瀬戸内海を泳ぐ魚たちを大きな水槽で見ることができ…思わず「美味しそう」と呟いてしまうかもしれません。イルカプールではマダライルカという、水族館で飼育されているイルカの中では珍しいイルカのショーを楽しむことができます。
その他、近隣にはゴールドタワー内に天候を気にせず一日中遊べるプレイパークもありますし、イオンタウン宇多津には映画館も併設されています。カフェやレストラン、飲食店も多く、遊んだ後に食事や買い物をして帰る、ということも可能です。ただし、これだけレジャースポットが多いと当然たくさんの人が集まるエリアなので、いつも混雑している傾向があります。駐車スペースも限りがあるので、早めの時間にでかけるなど計画的に利用したいですね。感染症対策と、寒い季節は海風が強いので防寒対策もお忘れなく!
「うたづ海ホタル」ホームページURL
「四国水族館」ホームページURL
「ゴールドタワー」ホームページURL
子育て相談も安心。地域交流の場「マルタス」
2021年3月、丸亀市役所の新庁舎と共にオープンしたのが、市民交流活動センター「マルタス」です。新庁舎とともに新しいまちづくりや市民交流の場として注目を集め、多くの人達に利用されています。非常にアンティークな雰囲気だった旧丸亀市役所が一新。新市役所周辺は明るく開放感のある雰囲気に生まれ変わりました。
木を基調としたスタイリッシュなオープンスペースでは、所蔵されている7000冊もの多ジャンルの書籍を自由に読むことができ、初めて訪れた人はその本の多さに驚くかもしれませんね(※書籍の貸し出しは行っていません)。カフェやWi-Fi完備の学習スペースもあるので、幅広い年齢層の方達がリラックスしながら思い思いの時間を過ごしています。
2階の無料のキッズスペースでは「えほんのおやま」があり、こちらも絵本がたくさん。玩具の貸し出しや赤ちゃんも遊べるベビー広場もあり、授乳室やおむつ交換台・子ども用トイレも完備。駐車場や館内通路も広く、エレベーターもあるのでベビーカーでも安心して利用できるのも嬉しいですね。絵本の読み聞かせ会や親子で参加できるワークショップ、赤ちゃんと一緒に参加できるベビトレヨガなど、子育て世代向けのイベントも多く開催されているので、興味のある方はイベント情報を是非チェックしてみてください。
その他、館内のキッズカウンターでは子育てに関する相談も可能で、子育て支援関連施設の情報提供、ファミリー・サポート・センター、子育てNPO等への取り次ぎなどもしてくれます。丸亀市役所と併設された施設なので、地域や行政と連携した子育て支援が受けられるのも非常に心強い施設です。
同じ子育て世代との交流ができる「子育て広場」
ここまで色々な施設をご紹介してきましたが、やはり最もよく利用することになるのは、自宅近隣の「子育て広場・支援センター」です。自宅近くの子育て広場であれば、家が近い同じ子育て世代の人同士が自然と集まるので、住んでいる地域での子育てについての情報交換がしやすくなります。子どもが小さいと一日中家の中で子につきっきりになり、どうしても疎外感や孤独感を感じてしまいます。「たまには大人と会話がしたい…!」と、私も子育て広場をよく利用させてもらっていました。
子ども達を遊ばせながら、同じ年頃の子育てに奮闘するお母さん同士「こういう時どうしてる?」と気軽に聞くことができましたし、悩んでいたり大変なのは自分だけじゃないんだな、と気が楽になったのを覚えています。時には「あのお店は子連れ歓迎で利用しやすい」「この子ども園は人気で今年は倍率が高いみたい」など、地元のここでしか聞けない耳寄り情報なども知ることができました。
子育て広場の先生方は、元保育士でかつ子育て経験もある育児の大ベテランの方ばかりだったので、ちょっとした相談にもよく乗ってもらっていました。何か困った事や悩み事があった時、こうやってすぐに相談できる人達がいて、頼れる場所があるだけで、子育てはぐっと楽になったりします。香川県の子育て情報発信サイトColorfulでは、香川県の子育て広場や支援センターの一覧が載っていますので、一度、最寄りの子育て広場を覗いてみてくださいね。
大自然のなかで子育てできる地方の良さ
まだ香川にUターンしてくる前、東京で子育てをしていたころ、良く子どもを遊ばせに行く場所がありました。それは大型ショッピングモールの屋上なのですが、たくさんの木が植えられていて、魚が泳ぐビオトープや大型遊具もありました。地方出身の私は、建物の屋上に木が生えていて池があるなんて…なんてお洒落な場所なんだと驚いたものですが、その緑豊かな空間はいつも親子連れで賑わう憩いの場になっていました。人は無意識に自然を求めているのかもしれませんね。
香川にUターンしてきた今、車で少し走れば海があり、山があり、大地に根を張る木々があり、東京にいた頃よりもぐっと自然が近くなりました。都市部での子育て、地方での子育て、もちろんそれぞれに利点がありますが、この自然の中で子育てできるというのは地方最大のメリットではないでしょうか。四国に移住された際には、大自然に囲まれた中での子育てを楽しんでほしいと思っています。